天涯孤独の中学生・美里優のもとにメイドとしてやってきた美少女まほろさん。ちょっとトボけているけど献身的にお世話をする彼女は、じつは戦闘用アンドロイドだった・・・。ごくふつうの少年と、限られた命を少年に捧げる史上最強のメイド、まほろが繰り広げる楽しくも心温まる物語。 ?「COMICガム」連載の人気コミックを『新世紀エヴァンゲリオン』のガイナックスと『サクラ大戦』(TV)のシャフトがアニメ化。監督は『王立宇宙軍〜オネアミスの翼』(87年)の山賀博之。14年ぶりに監督作を発表した山賀は、あえて「美少女メイドもの」というアニメ界の流行ジャンルに挑戦した。いわゆる王道を、こだわりの監督が独特のテイストでまとめあげているのはいうまでもない。『エヴァンゲリオン』の庵野秀明が絵コンテを担当したオープニングも見どころのひとつ。 VOL.1には、第1話「紫陽花の咲く庭で」と第2話「女教師沙織二十五歳」を収録。(井上新八)
全ての映像芸術のファンに
この可愛らしいキャラからを見て拒否反応をする人も少なからずいるだろう。 そういう人は「オタク向け」というイメージに汗臭いものを感じるからだ。 でもこれは単に一部のマニアの自慰に向けて制作されたアニメではなく、「表現」の何たるかを世に問う崇高なテーマがある。話は極めて単純、ある日突然かわいいメイドが家に来て同居生活をする主人公(美里優)の話。 だがそのメイド、実はアンドロイドで過去は訳アリ。 メイドさんは限りある残り僅かな稼動時間を美里優と過ごす。 至ってシンプルなプロットだが、受け手はその自由な映像表現や脚本の遊びを浴び、表現の自由の尊さを感じるのである。 「自由」というのは、その使い方を知ったものだけが初めて享受できる世界。 展開されているのはとても創造的な作品だが、その全てに「プロ」の意識が見える。 単にぐちゃぐちゃ掻き回しているだけとは違う、 「どう見せたら、受け手にどういう印象を与えるのか」というものをきちんと把握した上で、全ての遊びがある。 自由と単なる無秩序は違う。本当の意味で自由な作品は稀であるし、この作品は人類の財産だと思う。 ガイナックスの代表が監督しているだけあって、この製作会社の魅力が存分に発揮されています。 実際、この会社の社風も、自由な意見交換ができる環境にあると聞きます。 作画、演出、声優…あらゆる要素の質が極めて高く、それらが相まって、このキャラクターは成立している。 ここまで「まほろさん」を魅力的に魅せているのは凄いと思う。 アニメの基本は一枚絵の連続映像に声優さんが声を入れたものなのに過ぎない。 しかし私達の目に写るそのキャラクターには、確かな命を感じる。 これこそ「まほろまてぃっく」。
完璧なアニメ
アニメのダイナミズムとは何だろう。完成度の高さだけだろうか。健全なアニメで育った世代が現実との折り合いをつけるために「アニおた」となり、作家となった優れた才能が幾多の作品を生み出してきた。その集大成がこの「まほろまてぃっく」。ギャグ満載でありながら通奏低音のように流れる重たいテーマで、平板な作品の多い昨今厚みのある作品に仕上がっている。毀誉褒貶のある作品だけど、心のなかのアニマを癒すため、かつて「おたく」だったオヤジにはぜひ見てもらいたい。瑣末にこだわる「お子様」には少しつらい作品かもしれないが...
紫陽花の咲く庭で
TBS系列のBS-iで放送された、「まほろまてぃっく」のDVD一巻。 主人公の美里優が、優が雇ったお手伝い(メイド)のまほろさんに 出会うシーンが印象的。 うちに帰ったら庭のほうから歌声が聞こえる・・・ 「紫陽花の花が 咲いたなら・・・」 庭をのぞくとそこにはまほろさんがいた。 そしてはじまった優とまほろさんの楽しい日々。 しかし、「まほろさんがその機能を停止するまで 残り378日・・・」
パイオニアLDC
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